学習障害・学習困難への教育的対応 ※絶版
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3,672円商品コード
008-012
山口薫(東京学芸大学名誉教授) 編
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概要
文部科学省の協力者会議報告の「学習障害児に対する指導」「学習障害の判断・実態把握基準」を解説し、教育現場向けに具体的な対応法を紹介。
- 今までの「障害児教育」とはどう変わるのか
- 学校現場・教育行政ではどのように行えばよいか
- 学習につまづきのある子の早期発見は?
- 「学校内委員会」の持ち方と役割を具体的に説明
- 「専門家チーム」への移行はどのように行うのか
- 学校でのLD児指導の実際は?
- T・T方式、授業時間以外の個別指導、通級指導はどのようにするのか
- 日本の特殊教育、学校教育の進むべき方向は?
- 文部省の「調査研究協力者会議」に参加した専門家を中心に分担執筆
- 「21世紀の特殊教育の在り方について」最終報告掲載
主な内容
序章 学習障害(LD)・学習困難への教育的対応によって日本の学校教育はどう変わるか
・学校教育の荒廃
・わが国の特殊教育と学習障害(LD)・学習困難
第1章 学習障害(LD)とは -文部省協力者会議報告の「定義」を中心に-
・「定義」策定までの経緯
・定義をめぐる若干の問題
・基本的には全般的な知能発達に遅れはないについて
・特異な学習能力の障害
・他の障害との重複
・環境的要因との関係
・行動の問題
第2章 学習障害(LD)の判断・実態把握基準 -協力者会議報告を中心に-
・学校教育におけるLDへの気づきと判断のために-LDは教育養護であることの確認-
・「校内委員会」の構成と役割
・実態把握の基準と留意事項
・「校内委員会」から専門家チームへ移行する際の留意事項
・専門家チームにおける判断
・専門家チームの構成と役割・判断基準と留意事項
・専門家チームの意見に対する学校の対応
・校内委員会の実際
・専門化チーム内での医師の役割-学習障害の医学的評価-
・LDの判断は専門家と協議して決定する
第3章 LD等に対する指導の形態と場
・協力者会議報告の要点
・通常の学級での指導の意義
・担任の配慮による指導
・ティーム・ティーチング(TT)による指導
・TTとLD教育への活用と実際
・授業時間以外の個別指導
・オープン教室の設置と指導の実際
・特別な場での指導
・通級による指導の実際
・言語・情緒障害等の通級でのLD指導の実際
・中学校におけるLD等への教育的対応と課題
・専門家による巡回指導とその実際
・巡回指導の成果と今後の対応策
第4章 今後の課題
・個別指導計画書の作成
・アメリカの個別指導計画プログラム(IEP)
・個別指導計画書作成の手順と指導例
・学齢前後の教育的対応
・就学前・高校・大学における対応
・英国の「学習困難」とロシアの「心理発達遅滞」
第5章 特殊教育改革の方向 -統合教育からインクルージョン教育へ-
・統合教育とその問題点
・インクルージョン教育へ向けて
終章 特殊教育改革への提言
資料
◆文部省協力者会議報告(審議のまとめ)(中間報告)(報告)
◆21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議報告
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