ＩＴＰＡによる学習能力障害の診断と治療　※絶版

概要

　ITPAの利用者が、検査の結果を正しく解釈し、治療プログラムを立てるうえでの格好の手引書。下位検査の発達の意義、代表的研究紹介、得点の分析・診断、治療のための指導法、手続等を解説。 

目次

第1章　学習能力障害の概念
1　特殊な学習能力障害とは何か
2　用語について
3　学習能力障害のタイプ
4　個人差の測定
5　分類と診断検査
6　要約

第2章　ITPAの発達
1　診断における初期の試み
2　実験版ITPA
3　改訂版ITPA
4　ITPAの臨床モデル

第3章　研究の展望
1　さまざまな児童集団にみられる心理言語的特性
2　治療の効果
3　要約と討論

第4章　診断の過程
1　問題の発見
2　能力障害の行動分析と記述による症状の把握
3　能力障害の関係因子
4　診断仮説
5　治療プログラムの作成

第5章　ITPA得点の解釈
1　ITPA得点記録用紙
2　総得点
3　部分得点
4　プロフィール
5　要約

第6章　能力障害のパターン
1　普通児のプロフィール
2　聴覚-音声回路の能力障害
3　視覚-運動回路の能力障害
4　水準の能力障害
5　過程の能力障害
6　その他の能力障害

第7章　より深い分析と診断のための示唆
1　ITPAの限界
2　伝達過程のより完全なモデル
3　補足診断
4　要約

第8章　治療のための一般的指針
1　指導と測定の区別
2　欠陥領域の訓練
3　すぐれた領域の利用
4　適切な複合感覚提示の利用
5　基本的な欠陥の治療
6　フィードバックの利用
7　能力の機能的な開発
8　治療プログラムの早期開始
9　個別指導

第9章　治療のための特別な指針
1　聴覚受容
2　聴覚連合
3　言語表現
4　文法構成および聴覚構成
5　聴覚配列記憶
6　視覚受容
7　視覚連合
8　動作・運動表現
9　視覚構成
10　視覚配列記憶
11　むすび  

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