やさしい心身症(ストレス関連病)の診かた ※絶版
桂 戴作 著 (LCCストレス医学研究所長)
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サイズ B5判 164項
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概要
昨今ストレスの多い世の中で、外来を訪れる患者さんばかりでなく、日常の職場や学校においてさえストレス病はふえる一方です。また成人病も増えており、成人病は生活習慣が大きく影響しています。生活習慣を決定するものは、その人の性格です。
これらはいずれも心因の関係した病気といわれていますが、今日の医療における心理的アプローチに対する指導はあまりにも稀薄です。そこで、やさしいストレス病・心身症の診かたと治療と題して、現場にすぐ役立つ心身症への対応を解説してみることにしました。この内容で十分ということはありませんが、何かお役に立てるものと思います。
(序文より)
目次
第1章 心身相関に関する幾つかの実験紹介
1.情動と抗菌力
2.サルのストレス潰瘍
3.ストレスによる消化性潰瘍
4.情動と胃液の変化ならびに胃の動きの変化
5.予期不安と皮膚の反応
6.抗体産生能に及ぼすストレスの影響
7.予期不安と喘息発作
第2章 心身症の位置ならびに近似疾患
1.心身症の定義
2.器官神経症
3.仮面うつ病
4.一般疾患における心理病態像の理解
(気管支喘息を例に引いて)
第3章 心身症(ならびに近似疾患)の診断法1
1.心身症発生の種類
2.各発生機序別解説
3.問診法
4.心身症診断に役立つ2,3の知識
-職場や教育現場に増加しているストレス関連病の理解-
第4章 心身症(ならびに近似疾患)の診断法2
1.保険診療上の心理検査の種類
2.繁用されている質問紙法性(人)各検査
1.CMI(Cornell Medical Index)
2.自律神経失調傾向調査法(阿部変法)
3.KMI(Kyushu University Medical Index)
4.SDS(Seif-rating Depression Scale:Zung法)
5.SRQ-D
6.YGテスト
7.MAS(Manifest Anxiety Scale)
8.STAI(State Trait Anxiety Inventory)
9.パーソナリティ・インベントリィ
(INV)(改訂版)
10.NCI
(Nihon University Character Inventory)
11.エゴグラム
12.ECL(Egogram Check List)
13.気管支喘息症状調査票(CAI)
3.心因判定
(心理診断-心理テストの読み)の実際
第5章 心身症の治療
1.治療総論
2.治療各論
1.一般心理療法
2.薬物療法
3.自律訓練法
4.交流分析
5.行動療法
6.バイオフィードバック療法
7.森田療法
8.絶食療法
第6章 保険診療
はじめに
1.病名の付け方
2.心理検査
3.治療
おわりに
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