CAADID 日本語版(Conners' Adult ADHD Diagnostic Interview For DSM-Ⅳ)
画像提供:金子書房 |
開発者 Jeff Epstein Diane E. Johnson C.Keith Conners
監修 中村和彦
監訳 染木史緒 大西将史
所用時間 パートⅠ・パートⅡ 各60分~90分
適用年齢 18歳以上 |
目的
・2011年7月に発行された、子どものDAHDとその周辺の症状を診断する質問紙「Conners3 日本語版」の著者キース・コナーズ博士による、成人に見られるADHD関連の症状を評価する目的で作成された検査です。
・日本語版は、浜松医科大学精神神経医学講座准教授の中村和彦監修で翻訳しました。
・質問紙のプロフィール表は、日本での調査データに基づいて作成しました。
特徴
・成人のADHDを診断する際には、現在の症状だけでなく、子どもの頃にADHDの症状があったかどうか確認する必要があります。そのため、CAADIDでは成人期と小児期の両方における症状によってADHDを診断できるように構成されています。
・パートⅠは、対象者の家庭・学校・職場での様子や、成育歴、既往歴などの生活歴について、「はい/いいえ」または自由記述で回答します。
「はい」(該当する)と回答した質問を中心に、臨床家は効率的に面接を進めることができます。
・パートⅡは、「直 接話しかけられたときにしばしば聞いていないようにみえる」、「しばしば毎日の活動を忘れてしまう」など成人期と小児期の両方において問題となる症状を臨 床家との面接で回答します。
・「障害」のレベルを特定する項目が設けられています。この障害評定の定期的な利用により、対象者への治療効果を確認し、治療法の決定に役立てることができます。
・ADHDの診断評価として使用するだけでなく、その後の経過を観察するために繰り返し使用することができます。
パートⅠの目的
対象者の生活歴を簡潔かつ包括的に把握することにあります。
背景情報/成育歴の記録、ADHD危険因子の有無の確認、併存障害のスクリーニング(基準E)をします。
パートⅡの目的
対象者がDSM-IVのADHD基準A~Dに該当するかどうかを判断することにあります。
基準A~Dについて評価した後、小児期と成人期それぞれについて、ADHDの診断を行ったうえで、ADHDのサブタイプ(不注意優勢型/多動性-衝動性優勢型/混合型)を評価します。
活用方法
病院(外来・入院)、精神科病院、クリニック、発達障害者支援センター、福祉施設等に関わる医師、臨床心理士、臨床発達心理士、ソーシャルワーカー、カウンセラーの利用を想定しています。当検査でADHDの診断を行い、CAARSを利用して重症度を診断するという使い方をおすすめいたします。
医療・カウンセリング
・問題の特定に
・治療法の決定に
・症状の経過観察に
・治療効果の測定に
価格
検査用冊子 パートⅠ 生活歴 (5名分) |
商品コード 002-253 税込価格 4,950円 |
対象者の家庭・学校・職場での様子や成育歴、既往歴などの生活歴について回答します。 | |
検査用冊子 パートⅡ 診断基準 (5名分) |
商品コード 002-254 税込価格 5,500円 |
成人期と小児期の両方において問題となる症状を臨床家との面接で回答します。 | |
マニュアル |
商品コード 002-256 税込価格 8,800円 |
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