サクセス・ベル株式会社 -心理検査・学力検査・適性検査・箱庭療法・コミュニケーションツール等の販売-

for SPECIALIST

弊社は360日受注・発送を行っております。

(お正月5日間はお休み。)

(インボイス制度)適格請求書発行事業者
登録番号 : T9240001027159

アセスメントにもとづく 学齢期の言語発達支援 LCSAを活用した指導の展開

  

大伴潔 林安紀子 橋本創一 編著
サイズ B5判 176頁
商品コード 080-020
税込価格 3,080円

概要
言葉の課題を多面的に捉え、支援のあり方を提案します。
言葉に課題のある学齢児を想定し、LCSA(学齢版言語・コミュニケーション発達スケール)を用いて明らかになる言語面のプロフィールから支援の方向づけを行い、それにもとづく指導の方法を具体的に解説します。

目次
第1章 学齢期の言語とLCSA
LCSA の構成
LCSA の各下位検査の解説
Ⅰ 口頭指示の理解
 聞き取りによる文脈の理解
 音 読
 文章の読解
 語彙知識
 慣用句・心的語彙
 文表現
 対人文脈
 柔軟性
 音韻意識

第2章 結果のプロフィール化と施行に際しての注意事項
1  結果のプロフィール化
2  施行についてよくある質問

第3章 LCSA にもとづく指導の実際
語彙知識
1  語彙知識に困難がある児童とは
2  学齢期の言語指導の特徴:メタ言語的アプローチ
3  子供の言い誤りや言いよどみを捉えて語を教える
4  指導する語彙を選択して直接アプローチする
5  知らない言葉を視覚化する
6  言葉を学ぶ方法を学ぶ
7  語想起の柔軟性を高める
指導事例1  語彙の習得から語り表現へ導く指導

慣用句・心的語彙
1  慣用句・心的語彙に困難がある児童とは
2  慣用句を学ぶ
3  心的語彙を学ぶ
指導事例2  慣用句や心的語彙を増やす指導

口頭指示の理解
1  口頭指示の理解に困難がある児童とは
2  ゲームやクイズなどを通して、聞く態度を育てる
3  活動の流れのなかで指示を聞いて行動する
4  聞くときの態度について学ぶ
5  子供への語りかけを調整する
事例報告1   言語表現や言語理解が苦手で学習意欲が下がっている児童への文表現、聴覚的理解の向上を目指した指導

聞き取りによる文脈の理解
1  聞き取りによる文脈の理解に困難がある児童とは
2  さまざまな手立てで聞き取る力を高める
3  語彙知識や読解力の向上も交えて聞き取る力を高める『統合的アプローチ』
事例報告2   文の聞き取りが苦手で、会話が成立しにくい児童への聴覚的理解、関連語の想起の向上を目指した指導

文表現
1  文表現に困難がある児童とは
2  会話のやりとりを通して表現する力を高める
3  説明する力を高める
4 文法的に正しい形で表現する
5 語り(ナラティブ)の力を高める
指導事例3  5 W 1 H のカードを使った文構成指導
指導事例4  連続絵を用いて説明力を高める指導

対人文脈
1 対人文脈に困難がある児童とは
2 相手の立場や観点に配慮して話す
3 話題から逸れないようにしながら、相手と交替で話す
指導事例5  話が逸れてしまう児童への文字(視覚的フィードバック)を用いた指導
事例報告3  語の想起や構文力が弱く、やりとりが苦手な児童への比喩表現の理解や感情語の表出を目指した指導

柔軟性
1 柔軟性に困難がある児童とは
2 語想起の柔軟性を高める
3 状況理解力を高める
指導事例6  語想起を円滑にする指導
事例報告4  語彙が少なくコミュニケーションが取りにくい児童への指導―母語が日本語でない子供の指導―

音韻意識
1 音韻意識に困難がある児童とは
2 さまざまな課題を通して音韻意識を高める
3 特殊拍や拗音に焦点を当てた指導
事例報告5  聞いて理解することや話すことが苦手な児童への音韻意識を育て、語彙を増やし表現する力を育む指導

音 読
1 音読に困難がある児童とは
2 音読の流暢さと正確さを高める指導
3 教材の調整や音読の工夫により読みやすくする

文章の読解
1 文章の読解に困難がある児童とは
2 読解力を育てるさまざまなアプローチ
事例報告6  語彙知識が乏しく、文章読解に苦手さがある児童への語彙を増やし、文章の読解力の向上を目指した指導

第4章 リテラシーをめぐるトピック
リテラシーをめぐるトピック1 自閉症スペクトラム障害のある子供における文章理解の難しさ
リテラシーをめぐるトピック2 漢字の指導
リテラシーをめぐるトピック3 作文の指導

関連商品

LCSA  学齢版 増補版 言語・コミュニケーション発達スケール

 「文や文章の聴覚的理解」、「語彙や定型句の知識」、「発話表現」、「柔軟性」、「リテラシー」といった領域の課題を設け、このうちどのような側面に子どもは困難をもっているのかを明らかにし、支援の方向性を示す評価法です。