ロールシャッハ検査法 -形式・構造解析に基づく解釈の理論と実際-
画像提供:金子書房 |
辻悟 著
A5判 312頁 |
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ロールシャッハ検査法 -形式・構造解析に基づく解釈の理論と実際- |
商品コード 002-040 |
税込価格 7,150円 |
目次
はじめに 序 河合隼雄 Ⅰ.はじめに 1.ロールシャッハ検査法の構造 (1)心理検査法 (2)投影法の構造 2.ロールシャッハ検査法解釈理論の検討に際しての基本的な問題 (1)数量と構造 (2)傾向法則の抽出 (3)事例による検討とその意義 Ⅱ.把握型―図形把握の様式 1.初期集約的把握型とその構造 (1)事例1と事例2 (2)発達的観点からの把握型についての諸家の成績 (3)初期集約的把握型 2.全体‐部分の選択構造 (1)漠然図形における細部の考慮と必要な抽象 (2)全体と部分の構造的関連 (3)全体か部分かの選択についての状況論的観点 3.初期集約的な把握以前の把握様式―融合的大域的把握 4.初期集約的把握型およびそれ以前の把握様式の意義 5.翼状全体反応 6.初期集約的な把握以後の全体反応 (1)良形体の全体反応 (2)良形体の結合全体反応 (3)全体反応における一次性と二次性の問題 (4)事例1と事例2の把握型に関する解釈のまとめ 7.部分反応の下位分類 (1)普通部分反応:Dとd (2)普通でない部分反応:Dd 8.空白反応 (1)充実部分のような複雑さが「ない」ということ (2)充実部分に欠落(=「ない」)部分があるということ (3)背景としてのS;Sd Ⅲ.体験型 1.体験型の概念 2.形体反応と色彩反応 (1)両反応についての従来の記載 (2)形体知覚と色彩知覚 (3)形体および色彩と反応産出の過程 (4)形体反応および色彩反応の意義のまとめ (5)「地・質の表出」の違いによる図形分割と,形体識別度の違いによる図形分割 (6)形体認知―統制力連環と,色彩認知―情動・衝動性連環の問題 (7)形体と色彩との複合 (8)単彩反応C’ (9)明暗・陰影chairoscuro 3.運動反応 (1)運動反応の概念 (2)運動反応における運動感覚の投入と内容解析 (3)運動反応の構造的解析1:運動感覚の性質 (4〕運動反応の構造的解析2:運動反応における内面的体験と外界認知との複合 (5)運動反応の構造的解析3:運動反応における時間的連続性と静止図形との複合(継時性と同時性) (6)運動反応の構造的解析4:運動反応と転換性 (7)MとFM (8)CMとm 4.標識的にみた体験型関連領域の発達的分布の概観 Ⅳ.形体水準 1.用いられる整理の枠組みについて (1)基礎形体水準BasicFormLevel(BFI) (2)特殊要素の使用specification (3)結合反応Organization 2.基礎形体水準をめぐって (1)ⅣクラスとⅤクラスの概念 (2)Ⅰ~Ⅲクラスの概念のF‐ (3)形体以外の決定因の反応で,反応領域の形体特異性あるいは基礎形体条件が著しく無視されたことによるF‐ (4)許容反応Fpm 3.基礎形体水準以外の形体水準の問題 (1)結合反応 (2)形体認知の一般妥当性に関する基本的な法則の問題 Ⅴ.解釈の統合と臨床理解によせて 1.検査状況との関係 (1)検査状況と投影法 (2)検査状況下での被検者 2.検査時の状況との関連を比較的考慮しなくてすむ視点から (1)外輪郭形体の動向 (2)図形の分割・非分割の様態 (3)超越(可能)性の視点 3.検査時の状況との関連を考慮することで得られる視点から (1)緊縮と緊縮緩和 (2)体験型に反映する収縮と拡張 4.図版特性 (1)団塊型と中央の空白型 (2)「地・質の表出」との関係 (3)輻輳型カード:Ⅱ・Ⅵ・Ⅸカード [事例提示A] 事例1(201)事例2(204)事例3(208)事例4(213)事例MI(216)事例7(220)事例YU(224)事例25(229)事例TN(233)事例AM(236) [事例提示B] 事例MA(241)事例ST(246)事例14(260)事例23(266) [領域指定図] 文献 事項索引 人名索引 あとがき |
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