日本版 WAIS-Rの理論と臨床 実践的利用のための詳しい解説 ※絶版
※画像提供:日本文化科学社 |
小林重雄 藤田和弘 前川久男 大六一志 山中克夫 編
発行元 日本文化科学社
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サイズ A5判368頁 |
概要
日本WAIS-R事例研究会が、8年間にわたって収集検討してきた多くの事例の中から代表的な21例を選定。事例を4つのジャンルに分け、それぞれについて臨床的に解説した症例集。検査結果を解釈する手順およびその分析に便利なプロフィール分析法も詳述。
目次
第1部 理論編
1 WAIS-Rの特徴について
Wechslerの知能論―WAISの誕生―
WAISからWAIS-Rへ―改訂でどう変わったか―
日本版WAIS-Rの特徴―アメリカ版とどう異なるのか―
2 WAIS-Rをどう活用するか
WAIS-Rを利用する目的
知能診断―個人内差を理解する基礎―
治療・訓練の評価―縦断的活用―
知的機能のスクリーニング―簡易実施法の活用―
3 WAIS-Rの検査結果を解釈する手順
全検査IQ
言語性IQと動作性IQ
下位検査の評価点分布
質的分析
4 WAIS-Rプロフィール分析法―評価点のバラツキを分析する―
WAIS-Rプロフィール分析表の作成
WAIS-Rプロフィール分析表の内容
WAIS-Rプロフィール分析表の利用の仕方
5 WAIS-Rを用いた研究の動向
日本における研究の動向
外国における研究の動向
第2部 臨床編
高次脳機能障害
軽度知的低下を示す非言語半球損傷患者
半側空間無視を伴う非言語半球損傷患者
脳外傷受傷後、仕事や交友関係でつまずいた青年
脳外傷受傷後、リハビリ目的で転院してきた若い患者
くも膜下出血により左片まひと前頭葉症状がみられた青年
くも膜下出血により記憶障害がみられた中年男性
くも膜下出血後に失語症がみられた高齢者
判断力が極端に落ち、日常的に援助を必要とした痴呆高齢者
知的に高かったが物忘れが始まり困惑した高齢者
精神障害
精神分裂病者の認知特性に関する研究報告
WAIS-Rの精神分裂病者の就労相談への適用
難治性てんかんの脳外科手術前後におけるIQの比較研究
気分障害者の認知機能に関する研究報告
身体障害
脊髄損傷者へのWAIS-R適用上の留意点
脳性まひ者の認知機能に関する研究報告と事例
聴覚障害により十分な学力が身につかなかった高校生
就労をめざして相談に訪れた視覚障害をもつ青年
発達障害
空返事ばかりし、誤解されることが多い精神発達遅滞者
簡易実施法の適用:精神発達遅滞のスクリーニング
知的に高いがこだわりがあり、対人関係に問題をもつ自閉症者
簡単な作業でも理解困難を示し、情緒不安定な学習障害者
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