GSESC-R (General Self-Efficacy Scale for Children-Revised) 児童用一般性セルフエフィカシー(自己効力感)測定尺度
検査名 GSESC-R (General Self-Efficacy Scale for Children-Revised) 児童用一般性セルフエフィカシー(自己効力感)測定尺度
著者 ・福井至 ・飯島政範 ・小山繭子 ・中山ひとみ ・小松智賀 ・小田美穂子 ・嶋田洋徳 ・坂野雄二
適用年齢 小学3年~6年
所要時間 約3分 |
特徴
- GSESC-Rは小学3年生から6年生の児童・生徒を対象として標準化された質問紙です
- セルフエフィカシーは、教育現場だけでなく、医療、看護、産業、スポーツなど、あらゆる分野で重視されるようになった概念です。
セルフ・エフィカシー(自己効力感)について
セルフ・エフィカシーは当初、恐怖場面での対処行動の説明に用いられていました。しかしその後、セルフ・エフィカシーが変化すると、さまざまな行動の変容が生じることが明らかとなり、現在では学校教育場面を含め、医療場面、カウンセリング場面など幅広くその概念が適用されています。
■学校教育におけるセルフ・エフィカシー■
学業達成場面においてセルフ・エフィカシーを高めることは、動機づけと学業成績に大きな影響を及ぼすことが報告されています。 (小田, 2002)。また、社会的スキルとの関連も研究されており、適切な対人行動ができるというように社会的スキルのセルフ・エフィカシーが向上すると、実際の社会的スキルも向上することが示されています。(戸ヶ崎,2002)。さらに進路選択との関係も研究されており、自分の進路を決断できるという進路選択セルフ・エフィカシーが向上すれば、進路選択行動を積極的に行うようになることが示されています。 (下村, 2007; 浦上, 2002)。
■自己調整学習とセルフ・エフィカシー■
文部科学省の「生きる力」の知の部分の「基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力」ということは、「自己調整」の段階に進んでいる学習者の持っている力と考えることができます。この「自己調整」段階にまで進めるためには、「観察」「模倣」「自己制御」「自己調整」と段階を進むには、モデルを示して教え、真似をさせ、自分で練習させつつ修正してあげ、セルフ・エフィカシーを十分向上させ、自己調整段階へ進ませるような教え方が必要です (Schunk & Zimmerman, 2007)。また、自己調整学習ができるようになれば、そのときに向上したセルフ・エフィカシーは広く、一般性セルフ・エフィカシーにも般化することが期待でき、ひいては「生きる力」の向上が達成できるものと考えられます。
■カウンセリング場面におけるセルフ・エフィカシー■
セルフ・エフィカシーが向上すれば不安が低減することや(鈴木, 2002)、抑うつも改善することが示されています (坂野, 2002)。また、セルフ・エフィカシーの向上が不登校 (前田・坂野, 1987)やチックの改善ももたらすことが示されています (東條・前田, 1988)。
価格
検査名:GSESC-R (General Self-Efficacy Scale for Children-Revised)
児童用一般性セルフエフィカシー(自己効力感)測定尺度
商品名 |
商 品 コード |
価 格 (税込) |
備 考 |
質問紙30部 マニュアルCD1部 |
120-010 |
4,950円
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※マニュアルCDに関しては検査種別毎に1注文に対して1部のみお付けいたします。ご注文セット数分のCDが必要な場合はその旨を必ずお伝え下さい。 |
関連カテゴリ 心理療法関連>認知行動療法