GSES (General Self-Efficasy Scale) (一般セルフ・エフィカシー尺度)
検査名 GSES (一般セルフ・エフィカシー(自己効力感)尺度)
著者 ・坂野雄二 ・東條光彦 ・福井至 ・小松智賀
適用年齢 成人
所要時間 約3分 |
特徴
- GSESは、個人が一般的にセルフ・エフィカシーをどの程度高く、あるいは低く認知する傾向にあるかという、一般的なセルフ・エフィカシーの強さを測定するために作成されたものです。
- 16の質問項目から構成されており、回答は「はい」「いいえ」の2件法で、得点範囲は0~16点まであり、高得点ほど、セルフ・エフィカシーが高いことになります。
セルフ・エフィカシー(自己効力感)について
セルフ・エフィカシーは当初、恐怖場面での対処行動の説明に用いられていました。しかしその後、セルフ・エフィカシーが変化すると、さまざまな行動の変容が生じることが明らかとなり、現在では学校教育場面を含め、医療場面、カウンセリング場面など幅広くその概念が適用されています。
■セルフ・エフィカシーという概念■
このセルフ・エフィカシー(自己効力感)という概念は、スタンフォード大学教授のバンデューラ博士によって提唱された概念で、行動療法を認知行動療法に発展させる大きな契機となった社会的学習理論を提唱した学者でもあります 。この博士の社会的学習理論においては、人間の行動を決定する要因として、先行要因、結果要因、認知的要因の3つが考えられており、セルフ・エフィカシーは行動の先行要因の主要な要素となっています。つまり、セルフ・エフィカシーとは、人の行動を決定する重要な認知的変数であり、認知行動療法において幅広く測定されており、変容のターゲットとされている変数です。
■セルフ・エフィカシーの重要性■
近年日本においても、セルフ・エフィカシー(自己効力感)の重要性が、臨床のみならず、教育、産業、予防医学といった幅広い場面で認識され、利用されるようになってきています。これは、セルフ・エフィカシーが、客観的に測定できる行動変容の先行要因であり、変容可能な認知的変数であり、さらにその変容の結果として確実に行動変容が生じるといった特徴があるためです。
■広い利用範囲■
セルフ・エフィカシーは行動の変容が問題となる幅広い場面において、理論的にも実践的にも非常に有用な認知的変数となっています。このセルフ・エフィカシーのクライエントの一般的な認知的傾向を測定できるのがGSESであり、アセスメントにおいても、効果判定においても利用範囲は広いので、是非ご利用ください。
価格
検査名:GSES (一般セルフ・エフィカシー(自己効力感)尺度)
商品名 |
商 品 コード |
価 格 (税込) |
備 考 |
質問紙50部 マニュアルCD1部 |
120-009 |
8,360円 |
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※マニュアルCDに関しては検査種別毎に1注文に対して1部のみお付けいたします。ご注文セット数分のCDが必要な場合はその旨を必ずお伝え下さい。 |
関連カテゴリ 心理療法関連>認知行動療法