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登録番号 : T9240001027159

田中ビネー知能検査 Ⅵ(シックス)

2024年8月29日発売 ご注文受付中

<注意>ビネーⅥは販売地域~販売対象がルール化されています。弊社は、国外~広島・山口・島根・鳥取のみが原則です。

田中ビネー知能検査 V(ファイブ)

検査名

田中ビネー知能検査 Ⅵ(シックス)

 

著者

田中教育研究所 編集
大川 一郎 監修
中村 淳子
野原 理恵
芹澤 奈菜美
神田 尚 編著

 

適用年齢

2歳~成人

特徴

はじめに

田中ビネー知能検査は、日本を代表する個別式の知能検査として、教育界で極めて高い評価を受けており、就学相談・教育相談・特別支援教育・医療相談等の様々な分野で幅広く利用されています。

1947年の初版以降、検査基準・実施方法・設問内容・用具等を順次改訂し、今回が第6版目となりました。

 パッケージも一新し、実施時の出し入れや整理がしやすいように用具を小箱に分類しました。

田中ビネー知能検査Ⅵ(シックス)5つの特徴

・現代の「子どもから成人」の発達に即した尺度に改訂しました。

・時代にあわせて内容を取捨選択し、新しい問題を多数追加しました。

・マニュアル・記録用紙などを大幅に見直しました。

・精神年齢指標はそのままに主要な指標としてDIQ(偏差知能指数)を採用。

 ※生活年齢2歳0か月~13歳11か月が対象の場合。DIQ=偏差知能指数

・アイコン・色・番号で、用具内容をわかりやすく表示しました。

「田中ビネー知能検査Ⅵ(2024年版)」における大きな改訂点

今回の改訂にあたって、以下のような田中ビネー知能検査を特徴づける部分はビネー式知能検査の根幹ともなるため変更せず、踏襲することにしました。

⃝1~13歳級までの年齢尺度に基づいた年齢級ごとの問題配列

⃝1~13歳級までの問題の提示順序

⃝知能の発達の指標の1つとしての精神年齢

 

その上で、時代の変化、子どもの変化と共に、各問題・検査結果の指標等の見直しを2013年から開始しました。

 

問題(問題内容や材料、実施手続き等)の見直し

田中ビネー知能検査Ⅴ(2003年版)を構成する全問題について、課題の意図、内容、実施手続き、材料といったさまざまな視点から、慎重な検討を重ねました。その結果、改善の必要があると思われた部分には修正や変更を加え、不適当と判断されたものは削除し、その代替えとなる新作問題を積極的に考案して追加しました。

 

生活年齢2歳0か月~13歳11か月の対象者の 結果の指標の変更

 生活年齢2歳0か月~13歳11か月の被検査者を対象とした場合、「精神年齢」はそのまま使用することとし、IQについては、知能の発達状態を集団の中での相対的な位置づけとして示す「偏差知能指数(DIQ)」を主要な指標とすることとしました。

 

マニュアルの構成の変更

 田中ビネー知能検査Ⅴ(2003年版)では、「理論マニュアル」「実施マニュアル」「採点マニュアル」の構成でしたが、検査実施中、「実施マニュアル」と「採点マニュアル」の2冊を同時に見なければならないことへの意見が多く寄せられていたため、「実施・採点マニュアル」として1つにまとめることにしました。また、実施上の利便性を考慮し、「1~13歳級」「成人級」を分冊としました。

 

カード類の構成・様式の変更

田中ビネー知能検査Ⅵ(2024年版)においては、実施上の利便性について考慮し、カードは可能な限り集約し、カード1~4の4種類の構成とし、またインデックスをつけるなどの工夫をしました。

 

記録用紙の様式の変更

記録用紙については、B5判からA4判へと大きさを変更。各年齢級の問題が概ね見開きとなるようにして一覧性を高め、観察等を記録するスペースを十分に確保しました。

 

用具収納の変更

用具の出し入れや整理がしやすいように、各用具を1つにまとめる大きなボックスに収納できるようにし、また、それらを収納できるバッグも用意しました。

 

ビネー法の知能観

ビネー法は、通常「一般知能」を測定しているといわれる。つまり、知能を各因子に分かれた個々別々の能力の寄せ集めと考えるのではなく、1つの総合体として捉えている。言い換えるならば、記憶力、弁別力、推理力などさまざまな能力の基礎となる精神機能が存在し、それが一般知能であると考えられる。

 ビネーは、人が何かの問題に直面したとき、共通に作用する力が働くのではないかと考えていたらしい。共通する能力とは、方向性、目的遂行性、自己批判性であり、知能とは、この3側面を持った心的能力であると考えられる。

①方 向 性…一定の方向をとり持続しようとするので、何らかの問題が生じたときにそれに向かって、集中する能力。

②目的遂行性…目的を達成するために働くもので、途中で気が変わったり、諦めて投げ出したりせずに、最後まで問題に取り組み続ける能力。

③自己批判性…方向性や目的遂行性をクリアしたうえで、自己の反応結果について適切に自己批判するもので、客観的な評価能力。

 これらの3要素は、どの検査問題を解くときにもかかわってくるものである。「図形模写」「短文・話の記憶」「不合理」「ひもとおし」「類推問題」など、すべての課題に共通して働くものである

 

 田中ビネー法

①日本人向けの検査法

本検査は、そのまま外国の検査法を翻訳したものではない。日本人の文化やパーソナリティ特性、生活様式に即した問題内容を採用した。図版なども実生活との乖離がなく、なじみ深いものがあるから被検査者はスムーズに検査に溶け込むことができる。このことは検査への抵抗を軽減するだけでなく、本来の被検査者の能力を十分に発揮させるために重要な要件でもある。

②年齢尺度の利点

ビネーは知能検査を作成するにあたって、各年齢の子どもたちを観察し、年齢による発達がみられる問題を探した。その結果、年齢に応じて分けられた問題構成となり、「年齢尺度」が誕生した。ある子どもがどのくらい発達しているのかを知る手がかりに、他の子どもとの相対的な比較は重要な指標となる。ビネー法もウエクスラー法も、他の知能検査法のほとんどがこれを知能指数(知能指数を導入したのはターマンである。)という数値で示す。

しかし、何をどのようにケアすればよいのかを考えるとき、年齢尺度で構成されているビネー法は、できなかった問題、あるいはできた問題の年齢的な基準が示される。子どもをケアするうえで年齢的な指標があるとイメージはつかみやすい。しかも各問題が実生活に即した内容であるから、具体的にどのような学習(トレーニング)をしたらよいのか、どのように対処(トリートメント)したらよいのかを示唆してくれる。

③分析的な視点とトータルな視点

一般知能を測定しているという特徴から、被検査者の基礎的な能力を把握することにビネー法は優れている。しかしながら、田中ビネー知能検査に精通しており、なおかつ心理学的な見地も持ち合わせたテスターが実施するならば、分析的な診断も可能である。

例えば、文章を記憶することが苦手な子どものケースでは、その原因が記憶力にあるのか、聴覚的な刺激の取り入れにあるのか、もっと他にあるのかなどを子どもの反応を分析したり、取り組み方を観察することで推測できる。原因への洞察がなされれば、指導法にも反映させることができる。田中ビネー法は、このように分析的な視点とトータルな視点の両方を持ち合わせている。各問題の意味するところ、子どもの反応への理解があれば、子どもの潜在能力を見いだすことが可能になる。

価格

検査名: 田中ビネー知能検査Ⅵ(シックス)

一式セット コンプリートセット

商品コード

 017-421

税込価格

 157,300円

■セット内容■

検査用具 一式

検査法  1冊

記録用紙基本セット 1セット

検査用具

商品コード

 017-422

税込価格

 132,000円

 ※コンプリートセット内に含まれております

検査法

商品コード

 017-425

税込価格

 13,200円

 ※コンプリートセット内に含まれております

記録用紙基本セット

商品コード

 017-423

税込価格

 12,100円

 1歳~13歳級用紙10部+成人級10部

 ※コンプリートセット内に含まれております

記録用紙(1歳~13歳級のみの用紙)

商品コード

 017-424

税込価格

 12,100円

 1歳~13歳級用紙 20部

 

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