逐語録による国谷セミナー第Ⅰ部ラバーテ理論による家族療法入門 ※絶版
東京家族療法研究会 編
※こちらの商品は絶版となりました。
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概要
東京家族療法研究会のファミリーセラピー・セミナーは、1981年にスタートして以来14年目を迎え、第1回より数えて百数十回に及ぶ記録的に長期な、好評の勉強会である。会員はドクター、臨床心理士、牧師、教師、社会福祉士、コンサルタント等、多岐の分野にわたっており、毎回、真摯に自己の内面と直面している。講師と会員による実践の場面が、粉飾なく生の形で記録されて本になるのは極めて珍しい。
現在、実際に心理療法に携わる人々、また、何らかの形で心理臨床に関わる方々にとって、一つ一つの章が実際的であり、具体的な示唆に富んでいる。毎日の臨床に欠かせない必携の書となるだろう。
東京家族療法研究会の国谷講師によるファミリーセラピー・ セミナーは約百四十回にわたって行われている。
一人の講師によるこの種のセミナーとしては、記録的に長期にわたるものである。
続けて続編を刊行したいという希望もあるし、要望も多い。
編集の仕事はヘビーであるが、チャレンジでもある。
中途で終えるのは惜しい講義録であるから、可能な限り続きを編集し、刊行を続けたい。
東京家族療法研究会 国谷 誠朗
目次
第1章 状況のコントロールとリフレーミング
1 講義 ラバーテの家族療法における状況のコントロールとリフレーミング
2 実習(1)“自分を失わない”ための体験学習
3 実習(2)「実習(2)」のシート
4 まとめ
第2章 直面と支持
1 講義 ラバーテの家族療法における直面(コンフロンテーション)と支持(サポ
ート)
2 実習(1)「面接スキル実習-1」のシート
3 講義 「NOTE ON CONFRONTATION」のシート
4 実習(2)「実習(3)」のシート
5 実習(3)「実習-あるカウンセリングの断片」のシート
「批判されたときの態度」のシート
6 まとめ
第3章 三角関係の理解と対応
1 講義 ラバーテの家族療法における三角関係
2 実習(1)
3 実習(2)ドラマ三角形
第4章 健全な交渉能力の育成
1 講義 ラバーテの家族療法における交渉スキル
2 実習(1)「練習問題N-2」のシート
3 講義 「誰の思うように決まるのか-社会的パワーの問題-」のシート
4 実習(2)「練習問題N-1」のシート
5 まとめ
第5章 コンダクティヴィティーの育成
1 講義 ラバーテのARCモデルとコンダクティヴィティー
2 実習(1)「実習」のシート
3 実習(2)「練習問題N-4」のシート
4 実習(3)「練習問題N-3」のシート
5 まとめ
第6章 家族の能力開発
1 講義 ラバーテのE-R-A-Awモデルと家族の能力開発
2 実習(1)
3 実習(2)「自分を変えたいという気になること」という記入課題
4 実習(3)「私の現状と目標」のシート
第7章 家族の能力開発 その2-感情
1 講義 感情について 感情の処理能力について
2 実習(1)練習問題(92-3-6)
3 実習(2)練習問題(92-3-6-2)
4 実習(3)「実習(1)」のシート
5 実習(4)「実習(2)」のシート
6 まとめ
第8章 気づきとコンテクスト
1 講義 家族における“気づき”の意義について
“気づき”と“コンテクスト”について
“E-R-A-Awモデル”について
2 実習(1)「練習問題の材料を具体化するために」のシート
3 実習(2)「自分自身のしていることに気づく実習(3)」のシート
4 実習(3)「実習(2)」のシート
「自分自身のしていることに気づく実習(2)」のシート
5 まとめ