D-CAT検査用紙 A B C 3種 |
検査名 D-CAT 注意機能スクリーニング検査
著者 ・八田武志 ・伊藤保弘 ・吉崎一人
適用範囲 18から成人
実施時間 4~5分 |
特徴
高次脳機能障害が疑われる成人の注意機能を簡便に調べることを目的にした検査。 所定の問題用紙(3枚)、筆記具(鉛筆等)、秒針のある時計があれば、4~5分で実施可能。 |
- 特別な装置や器具がいらない、被検者に過度の心的負担をかけない。
- 検査者は、特別な学習や訓練を必要とせず、短時間で実施でき、採点・評価が簡単。
- 最近の神経心理学研究が脳損傷者の認知機能を評価する際に必要要件と指摘する実用性の基準(Criteron of Practicality)を満たしている。
- D-CATは、SohlbergandMateer(1989)の注意機能の臨床モデルを理論的背景にもつ。
- 注意機能を要素から構成されるものと考え、階層性を想定している。
- D-CATは、注意機能の簡易スクリーニング的評価を目的としている。
- D-CATの主な評価基準
- 第1~3試行における作業量
- 第1~3試行における見落とし率
- 第1試行と第2および第3試行との作業変化率
- 虚報数:False Alarm
「D-CAT手引より引用」
D-CAT 5段階モデル
- このモデルは、階層性をもち下位の注意機能要素が上位の注意機能の基礎となっている。
- この検査は、a.注意機能の焦点化 b.注意の維持機能に対応するように構成してある。
a.注意の焦点化
特定の感情刺激に直接反応する能力。注意の焦点化された刺激は効率よく処理されるので情報処理速度を反映。認知的負荷が大きい反応は含まない。
b.注意の維持
連続あるいは繰り返して一貫した反応を行う能力。ヴィジランス(監視課題)に近いもので、心的コントロールあるいは作業記憶の考え方とも類似した能力。
c.選択的注意
干渉刺激がある場合に行動および認知的構えを維持できる能力。
d.注意の切り替え
異なる認知的課題や行動間で注意の集中を移動できる能力で、心的可塑性の能力。
e.注意の分割
複数の課題や認知的要求に同時に対応できる能力。複数の反応行動が同時にでき、複数の刺激をモニターできる。
価格
用紙(100部) |
商品コード 054-007 税込価格 31,020円 |
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使用手引 |
商品コード 054-008 税込価格 1,045円 |
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サンプルセット |
商品コード 054-013 税込価格 2,595円 |
用紙5部 使用手引1冊 |
関連カテゴリ 老人精神機能測定・リハビリ関係検査