日本版BADS 遂行機能障害症候群の行動評価
検査名 日本版BADS 遂行機能障害症候群の行動評価
監訳 鹿島 晴雄 (慶応義塾大学医学部 精神神経科)
訳 ・三村將 (昭和大学医学部 精神神経科) ・田渕肇 (昭和大学横浜市北部病院 精神神経科) ・森山泰 (駒木野病院 精神神経科) ・加藤元一郎(慶応義塾大学医学部 精神神経科)
診療報酬点数 区分 D285-2 点数 280点 |
セット内容
検査セット
- 検査用器具(ビーカー、台、コルクなど1セット)
- マニュアル(1部)
- 検査用カード(5種類)
- 検査用シート(3種類)
- 検査用紙(3種類×5部)
- 質問表(本人用、家族・介護者用 2種類×5部)
- 採点用紙(5部)
- 採点用シート(1種類)
用紙セット
- 検査用紙・質問表・採点用紙 各20部1組
特徴
検査内容
- 規則変換カード検査
- 行為計画検査
- 鍵探し検査
- 時間判断検査
- 動物園地図検査
- 修正6要素
- 遂行機能障害の質問表 (本人用、家族・介護者用)
<日常生活上の遂行機能に関する問題点を検出するための検査>
- 1996年 Wilson らにより考案された遂行機能症候群の行動評価法。
- 日常生活上の遂行機能に関する問題点を検出しようとする、生態学的妥当性 ecological validity を意識した行動的な検査として開発された。
「遂行機能とは(実行機能)」・・・executive functoin とは
- 一般に、みずから目標を設定し、計画を立て、実際の行動を効果的に行う能力。日常生活を効果的に行う能力。
- 日常生活で何らかの問題に遭遇した際、それを解決していくために動員される、一連の複雑な認知・行動機能の総称。・・・と考えられている。
「遂行機能の4つの要素」
- 目標の設定
- プランニング
- 計画の実行
- 効果的な行動
<BADS検査の構成>
- カードや道具を使った6種類の下位検査と1つの質問紙から構成されている。
- 各下位検査は、0点~4点で評価され、全体の評価は各下位検査の評価点の合計、すなわち24点満点でプロフィール得点を算出することができる。
- BADSは、さまざまな状況での問題解決能力を総合的に評価できる点に特徴がある。
<活用の視点>
- 言語聴覚士、臨床心理士、作業療法士をはじめ、脳損傷患者の評価と治療に携る人々にとって、「患者の日常診療場面での遂行機能障害の問題」を念頭におくことは、重要なポイントとなる。
- 遂行機能障害があると、言語・行為・知覚のリハビリテーションの計画や実施に支障をきたしやすく、予後の評価にも影響すると考えられる。
- 患者の日常生活を妨げる遂行機能障害の要因を明らかにすることは、認知リハビリテーションのアプローチを考えたり、環境設定を行ったりする対策を考えていく上で、BADSは、有力な評価技法となると考えられる。
価格(税込)
検査名:日本版BADS 遂行機能障害症候群の行動評価
商品名 |
商 品 コード |
価 格 (税込) |
備 考 |
検査セット(用紙5部入り) |
016-033 |
41,800円
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用紙(20部) 1組 |
016-034 | 3,300円 |
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