文構成テスト
出版元:千葉テストセンター |
著者 高橋真知子 谷口智津 林部英雄 吐師道子
所要時間 失語症者:約60分 非失語症者:約30分
適用範囲 20歳代~70歳代前半 |
特徴
文構成テストは、自然な会話場面での、日本語の話し言葉の特徴を備えた自発話を被検者から引き出すこと、および、その結果を簡便に質的量的に評価することを目的とした検査です。 |
●失語症や高次脳機能障害を持つ症例あるいは疑われる症例について実施することができます。特に、包括的言語検査では捉えにくい軽度障害の検出に有効です。ただし、文発話産生能力を測定する性質上、単語レベルの発話にとどまる重度症例は対象外です。 |
●拡散的言語能力訓練法として用いられてきた「2つの語から文章を作る課題」を採用し、評価目標とする文形式を引き出せるよう、対語間の意味的関連度を考慮しつつ刺激語を選定しました。 |
●発話を引き出す刺激として、接続詞や副詞など絵で表わすことのできない語も刺激語として提示できるよう、文字カードを使用します。 |
●年齢は20歳代から70歳代前半までを対象とし、小児や70歳代後半については対象外です。 |
●所要時間は、失語症者で60分以内、非失語症者で30分以内におおむね施行可能です。しかし、集中力を要する検査の性質上、脳血管障害や頭部外傷の急性期において、様子を見ながら時間を分けて実施します。 |
●言語訓練の基礎資料として、また社会復帰に際しての判断材料のひとつとしてお役立て下さい。 |
商品詳細
■マニュアル 検査の実施法や具体例による検査結果の解釈と言語訓練のポイントなどを詳説。 |
■文字カード 「2つの語から文章を作る課題」を採用し、発話を引き出す刺激として文字カードを使用します。絵カードに比べ、より拡散的な思考力を刺激できるため、被験者の個性の表出に役立ちます。被験者の自発話生成努力に応じて4段階のレベルを設定し、33組を選定しました。 |
■記録用紙 応答を記録する用紙。正答判定のほか、誤反応を4種類(意味的・統語的・その他・無反応)に分類し、その頻度を記録できるので、被験者の発話特徴の把握に役立ちます。また、発話内容を質的に分析し、言語運用能力を詳細にみることも可能です。 健常群合計や健常群平均値等が付記されているので、被験者との比較が容易に行えます。 |
■訓練用教材収録CD 拡散的な思考にターゲットを当てた訓練用教材です。文構成テストを実施し症状を分析した後に、訓練教材としてご活用ください。約200ページにわたる豊富な課題から、必要な課題を何枚でも自由に印刷できます。容易に検索できる「健常者の正答反応リスト」付。 |
価格
検査名 : 文構成テスト
検査用具セット |
商品コード 015-151 税込価格 22,000円 |
■セット内容■ マニュアル、文字カード、記録用紙(20部)、訓練用教材収録CD |
マニュアル |
商品コード 015-152 税込価格 6,600円 |
A4判、約100頁 |
記録用紙 |
商品コード
015-153 税込価格 2,640円 |
20名分 |
文字カード |
商品コード
税込価格 |
※分売終了致しました。 |
関連カテゴリ 言語関係