フロスティッグのムーブメント教育・療法 理論と実際 ※絶版
※画像提供:日本文化科学社 |
マリアンヌ・フロスティッグ 著 小林芳文 訳
発行元 日本文化科学社
サイズ A5判291頁
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価格
フロスティッグのムーブメント教育・療法 理論と実際 |
商品コード
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概要
ムーブメント教育・療法の考え方だけでなく、発達を豊かなものにする運動(ムーブメント)の技能を授け、創造的なムーブメントに導く「実際的なプログラム」をも示す基本図書。
フロスティッグのムーブメント教育が日本に紹介されてほぼ30年が経つ。学習困難児、学習障害児の教育プログラムに神経心理学的視点や楽しい教育環境的視点で迫った学者は、当時フロスティッグを除いて世界にはいなかった。障害を持つ子どもに最も利益を与えたこの学問は、ブームとなった紹介当時にも増して今日必要とされ、特別支援教育での自立活動、小学校・中学校での新しい体育、家族支援活動、保育、療育プログラムなど、さまざまな領域、多くの実践の場で活用されている。日本のムーブメント教育を支えた旧訳『ムーブメント教育―理論と実際―』をもとに、その訳文を見直し、今日の教育事情などに即した用語補足、文中訳注、フロスティッグの関連論文、ムーブメントにかかわる文献資料等を添え、「ムーブメント教育・療法」実践のベースを提供する。
目次
序文
まえがき
1章 運動による学習
健康と幸福感
運動(ムーブメント)の技能
感覚―運動の技能
自己意識
時間と空間の意識
全体的な諸機能の促進
支援の諸原理
2章 発達の順序
感覚―運動期に発達する能力
感覚―運動技能の練習
言語
知覚
高次の認知機能
情緒の発達と社会的適応
3章 運動の属性
プログラムの比較
運動の属性の定義
運動の拡張
4章 身体意識
身体意識の定義と分析
身体像
身体図式
身体概念
身体意識に関する研究
身体像を発達させるには
身体図式を発達させるには
ラテラリティと方向性
身体概念を発達させるには
5章 創造的ムーブメント
創造性の重要性
創造性とイメージ
創造性と教育
創造的ムーブメントの歴史と目的
創造的ムーブメントの教育
創造的ムーブメントの指導
空間の利用
創造的ムーブメントの文法
空中の型
いくつかの次元における動作の変化
グループの動作と対としての動作
模倣遊び
6章 ムーブメント教育による心理的諸機能の発達
言語発達
視知覚
イメージ
聴知覚
より高次の認知的諸機能
練習の転移
概念の形成
知能の諸概念
7章 連合の諸過程
連合の諸過程の発達
連合の諸過程と授業
連合の諸過程とムーブメント教育
8章 教科学習とムーブメント教育
運動熟達と教科学習
教科技能の教育方法
算数
読むこと
9章 学習困難児のためのムーブメント教育
学習困難児の特性
知覚、運動、そして行動調整問題
個々人の困難さの評価
情緒的・社会的要求に応じたプログラムの展開
運動の制御を通しての行動の制御
最適の緊張レベルを維持すること
時間、空間、因果関係の意識
運動テンポに影響すること
活動の水準と系列の計画
注意を向けること
ラテラリティと方向性
言語
10章 ムーブメント教育の施設・設備・運営
勧告時間
教室での指導
遊び場の設計
用具
印
屋内
小さな用具
11章 ムーブメント教育の構造化
教え方の選択
競争
創造的ムーブメントに対する刺激
音楽の使用
プログラムの開始
練習とプログラム作成
授業計画の指針
12章 運動の技能の発達
協応性とリズム
敏捷性
筋力
柔軟性
平衡性
スピード(速度)
弛緩(リラクゼーション)
呼吸法
創造的ムーブメント
訳者あとがき
M・フロスティッグの人生、その歩みと人間愛の教育
ムーブメント教育・療法関連情報
索引
関連書籍
・MEPA-R活用事例集-保育・療育・特別支援教育に生かすムーブメント教育・療法-
関連カテゴリ 幼児教育・家庭教育