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実践 精神医学講義 ※絶版

 

※画像提供:日本文化科学社

秋元波留夫 著

 

発行元

日本文化科学社

 

価格

14,700円

 

商品コード

001-5061

 

サイズ

A5判1072頁

 

 

 

 

概要

 

 本書は、著者の20世紀精神医学の歩みの総決算ともいうべきもので、これまでに行った数多くの講義、講演、公表した著作、論文のなかから本書に相応しいものを選んで、新しい資料を加えて徹底的に訂正、加筆するとともに、今日および明日の精神医学と精神医療にとって重要であるにも関わらず、何人も触れることのなかったテーマを取り上げた、在来の精神医学教科書とはだいぶ趣きを異にする教科書らしくない実践的教科書である。

 

 

目次

 

第1部 日本精神医学の道標
第1講 呉秀三
1.呉秀三と私
2.精神医学の黎明期と呉秀三
3.榊俶と呉秀三
4.相馬事件と呉秀三
5.留学
6.病院改革
7.東大精神医学教室の独立と呉秀三
8.日本精神神経学会の創立
9.精神鑑定と呉秀三
10.啓蒙家呉秀三
11.晩年
12.エピローグ―呉秀三の胸像―


第2講 石田昇
1.はじめに
2.石田昇の生涯
3.石田昇と精神医学事始め
4.悲運の訪れ
5.おわりに―石田昇の遺したもの―


第3講 松原三郎
1.プロローグ
2.生いたちと修業時代
3.エピローグ


第4講 林道倫
1.プロローグ
2.生いたちと巣鴨病院時代
3.ドイツ留学
4.岡山大学時代
5.研究所および病院の創設
6.晩年
7.エピローグ


第5講 内村祐之
1.プロローグ
2.北海道大学精神医学教室の創建
3.東京大学精神医学教室時代
4.松沢病院長を兼任して
5.エピローグ


第2部 精神障害の臨床総論
第6講 精神障害の定義
1.解説
2.精神障害の定義の歴史的変遷
3.精神障害の医学的定義
4.リハビリテーションの対象としての定義
5.法制度の精神障害の定義


第7講 精神障害に関連する専門領域
1.解説
2.精神医学と精神科医
3.看護学と看護婦士
4.リハビリテーション医学と作業療法士、理学療法士
5.社会福祉学と社会福祉士(ソーシャルワーカー)
6.心理学と臨床心理士
7.社会学と社会学者
8.法律学と法律家


第8講 精神障害の分類
1.クレペリンの分類
2.精神障害の国際分類


第9講 精神障害の診断
1.解説
2.診断の信頼性
3.診断方法
4.説明と同意の重要性


第10講 中枢神経系の構造と機能
1.神経系を構成する細胞
2.神経細胞の寿命
3.ニューロンの可塑性の形態学
4.成体の脳におけるニューロンの新生
5.脳と脊髄の発生
6.髄膜・脳室・脳脊髄液
7.血液脳関門
8.大脳半球の区分
9.12対の脳神経
10.大脳皮質
11.大脳皮質の進化と連合野
12.情動脳としての大脳辺縁系
13.大脳皮質の下にある灰白質
14.大脳半球の内部にある線維の集合体―脳梁など―
15.脳幹の内部構造
16.小脳の構造と機能
17.感覚情報の伝導路
18.自律神経系―無意識のうちに臓器を調節する神経系―
19.運動伝導路
20.運動をスムーズに行わせる錐体外路系


第11講 精神の理解
第3部 精神障害の臨床
第12講 分裂病
1.解説
2.症状
3.病型
4.診断
5.経過と予後
6.成因
7.治療


第13講 躁うつ病
1.解説
2.症状
3.診断
4.経過と予後
5.成因
6治療


第14講 神経症性障害
1.解説
2.不安障害anxiety disorder
3.身体表現性障害somatoform disorder
4.解離性障害dissociative disorder
5.身体表現性障害および解離性障害の治療
補遺 ストレス精神障害


第15講 不登校をめぐって
1.解説
2.不登校の現状と問題
3.不登校をなくすために
4.おわりに―不登校をなくすための提言―


第16講 イムはいまでも生きている
1.解説
2.イム研究のはじまり
3.イム研究のその後
4.イムは絶滅したか
5.イムとは何か
6.イムの将来


第17講 物質関連障害
1.解説
2.アルコール関連障害
3.覚せい剤関連障害
4.大麻関連障害
5.麻薬関連障害
6.鎮静薬・睡眠薬・抗不安薬関連障害
7.吸入剤関連障害
8.産業化学物質関連障害


第18講 脳障害および身体障害による精神障害
1.解説
2.脳器質性精神障害
3.症状性精神障害


第19講 「老年痴呆」の医療と介護
1.解説
2.「老年痴呆」の医療と介護の現状と課題
3.在宅介護の現状と課題―高齢者保健福祉推進10か年戦略新ゴールドプランから介護保険へ―
4.「痴呆」という言葉をやめること―「老年痴呆」の医療、介護を促進するために―


第20講 てんかんから学ぶ
1.解説
2.てんかんとは何か
3.てんかんの歴史
4.てんかんの臨床
5.診断と検査
6.治療
7.治療効果・予後からみたてんかん―治りやすいてんかんと治りにくいてんかん―
8.てんかんリハビリテーションと福祉


第21講 覚醒催眠の障害
1.解説
2.覚醒催眠の発現機構
3.催眠障害の臨床


第22講 失語、失認、失行
1.解説
2.失語
3.失認・失行
4.失行・失認のリハビリテーション


第23講 性嗜好障害および性同一障害
1.解説
2.性嗜好障害(性倒錯)paraphilias
3.性同一障害gender identity disorder


第24講 人格障害
1.解説
2.ICD-10、DSM-Nの人格障害
3.人格障害の一型としての空想虚言


第25講 精神遅滞(知的障害)
1.解説
2.精神遅滞とは何か
3.精神遅滞の原因
4.治療、リハビリテーションと福祉


第4部 精神障害者のリハビリテーションと福祉
第26講 医学的リハビリテーション
1.解説
2.作業療法
3.院外作業とデイホスピタル、ナイトホスピタル


第27講 共同作業所作り運動の現状と課題
1.解説
2.共同作業所作り運動の沿革と現状、増加の背景
3.共同作業所の特性と機能
4.共同作業所の活動内容と成果
5.共同作業所の運営
6.関連政策の変遷と現状
7.今後の課題


第28講 クラブハウスモデル
1.解説
2.クラブハウス方式の特徴
3.クラブハウス方式のひろがり
4.おわりに


第29講 精神障害者と家族
1.解説
2.家族会のはじまり
3.病院家族会から地域家族会へ
4.精神障害者をもつ家族の役割
5.家族会の役割
6.おわりに


第30講 精神保健福祉センターに何を期待するか―地域で暮らす精神障害者が求めるもの―
1.解説
2.精神保健福祉センターはどうして生まれたか
3.精神保健福祉センターと福祉の意味―精神保健センターから精神保健福祉センターへ―
4.東京都の精神医療、地域リハビリテーションの現状
5.精神障害者と法制度
6.都立総合精神保健福祉センターに求められるもの
7.おわりに


第5部 精神障害と社会
第31講 15年戦争と精神障害者
1.解説
2.15年戦争と精神科医療施設
3.戦時下の精神病院の患者たち―餓鬼道と化した精神病院―
4.ナチスドイツの障害者抹殺
5.戦争に反対するということ
6.おわりに


第32講 治安維持法と拘禁精神病
1.解説
2.治安維持法とは
3.松沢病院の拘禁精神病
4.治安維持法による拘禁精神病の病像と特異性
5.治安維持法による拘禁精神病の発病原因
6.おわりに


第33講 現代の課題としての個人と集団
1.解説
2.璽光尊事件と個人と集団の関連
3.「集団の心」とは何か
4.おわりに


第34講 精神障害者と人権
1.解説
2.精神障害者法制度の変遷
3.精神病者監護法のもとで
4.呉秀三と精神病者監護法
5.欠陥だらけの精神病院法
6.精神病者監護法と精神病院法の二重支配に抗して―精神病法規研究会と医事法学者山崎正―
7.精神衛生法と人権
8.精神衛生法から精神保健法、精神保健福祉法へ
9.おわりに


第35講 触法精神障害者の医療と法制度
1.解説
2.精神障害者と犯罪
3.触法精神障害者と刑法
4.触法精神障害者と精神保健福祉法
5.措置入院のもとでの触法精神障害者の現状
6.欧米の触法精神障害者医療
7.おわりに


第36講 日本精神衛生が歩んだ道
1.解説
2.何のための回顧か
3.先駆の時代―「精神病者慈善救治会」の創設と明治・大正期の精神衛生運動―
4.「精神病者慈善救治会」から「精神病者救治会」へ
5.救治会の衰退と日本精神衛生協会の台頭―官僚統制への一歩―
6.15年戦争と精神衛生運動―統制から空白の時代―
7.再建の時代―精神厚生会から日本精神衛生会へ―
8.これからの日本の精神衛生運動


第37講 精神障害者に対する国策はいかにあるべきか
1.解説
2.精神保健国策の欠如
3.精神保健体制に関する調査研究
4.精神医療施設の現状と課題
5.精神保健国策の樹立に向けて
6.おわりに
精神病及び精神遅滞に関する大統領特別教書(ジョン・F・ケネディ)

 

 

 


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