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脳を守るためのてんかん手術 ※絶版

 

※画像提供:日本文化科学社

清水弘之 著

 

発行元

日本文化科学社

 

価格

2,100円

 

商品コード

001-5022

 

サイズ

A5判214頁 

 

 

 

概要

 

 「脳を守る」とは、発育過程にある小児の大脳機能を守ることを意味します。また、「脳を守る」とは、成人においては、脳実質に手を加えるてんかん手術において、後遺症が生じないようにすることも意味しています。
近年、脳の機能を温存できるMSTという画期的な手術法が出現し、大脳皮質のどの場所でも安全に手術ができるようになりました。またMRI検査、術中皮質脳波診断の導入もあって、てんかん手術は大きな変革を遂げています。東京都立神経病院で多数の「脳を守る」てんかん手術を行ってきた日本のてんかん外科の第一人者が、患者さん本人、ご家族、医療スタッフの皆さんに向けて、「脳を守る」ためのてんかん手術が、なぜ、どのような人に必要か、手術の実際はどのようなものかを、最新の情報を含め、図を多用し、具体的に易しく解説します。著者と患者さんとの長年の共同作業で生み出されたもので、他書には見られない、最新のてんかん手術のエッセンスが随所に散りばめられています。

 

 

目次

 

 はじめに
I. てんかんとは何か
1. 脳の解剖
1)脳の大まかな構造
2)4つの脳葉
3)大脳新皮質のさまざまな機能
2. てんかんのメカニズム
3. てんかんの原因
1)過去の脳の傷
2)胎児期の大脳の形成障害
3)脳腫瘍などの病気


II. てんかんの診断
1. 発作症状
1)複雑部分発作
2)単純部分発作
3)向反発作
4)欠神発作
5)全身けいれん
6)転倒発作
7)てんかん発作と紛らわしい発作
2. 脳 波
1)脳波は刻々と変化する
2)睡眠脳波
3)抗てんかん薬の中止
4)蝶形骨誘導脳波
5)終夜脳波
3. 画像診断
1)MRI
2)C T
3)SPECT(スペクト)とPET(ポジトロンCT)
4. 和田テスト
5. 神経心理学テスト
1)知能指数
2)記銘力検査
3)前頭葉機能検査
4)小児発達指数
6. その他の最近の検査
1)MEG(脳磁図)
2)脳波双極子追跡法(脳波ダイポール検査)
3)fMRI(機能的MRI)
4)磁気共鳴スペクトロスコピー(magnetic resonance spectroscopy: MRS)
5)近赤外線分光法(near-infrared spectroscopy: NIRS)
6)脳磁気刺激(磁気誘発電位 MEP)


III. 手術を考える時
1. 発作が止まらない
2. 発作のため生活が障害される
3. 発作が身体に危険
4. 薬から解放されたい


IV. 手術の効果が非常に期待できる場合
1. 典型的な発作パターン
2. MRIで病巣がはっきり写っている
3. 脳波でいつも同じ場所に異常波が出る


V. てんかんの手術法
1. 頭蓋内電極法
1)手術の対象
2)頭蓋内電極の手術法
3)頭蓋内電極による脳波記録
4)合併症
2. 病巣切除術
1)手術の対象
2)手術方法
3)手術効果
4)脳に与える影響
3. 皮質焦点切除術
1)手術の対象
2)手術方法
3)手術効果
4)脳に与える影響
4. MST(軟膜下皮質多切術)
1)手術の対象
2)手術方法
3)発作に対する効果
4)脳に与える影響
5. 脳梁離断術
1)手術の対象
2)手術方法
3)発作に対する効果
4)脳に与える影響
5)脳梁離断後の追加治療
6. 側頭葉切除術
1)手術の対象
2)手術方法
3)発作に対する効果
4)脳に与える影響
7. 海馬多切術(記憶温存の側頭葉手術)
1)手術の対象
2)手術方法
3)手術効果
4)脳に与える影響
8. 前頭葉てんかんの手術(前頭葉先端離断術)
1)手術の対象
2)手術方法
3)手術効果
4)脳に与える影響
9. 半球離断術
1)手術の対象
2)手術方法
3)手術効果
4)手術の合併症
5)脳に与える影響
10. 迷走神経刺激術
1)手術対象
2)手術方法
3)手術効果
4)手術の合併症
5)脳に与える影響
11. 小児てんかんの手術の重要性


VI. 手術後の経過
1. 発作の経過
2. 日常生活の注意
3. 手術後の服薬
4. 術後の服薬と生活パターン


VII. 入院期間と医療費
1. 入院期間
2. 検査入院
1)発作内容の解析
2)反復頭皮脳波
3)画像診断
4)神経心理学テスト
3. 手術のための入院
1)入院期間
2)治療費


VIII. 薬物治療
1. 抗てんかん薬はいつ始めるか
2. 薬の種類
3. 薬の飲み方
1)薬剤の選択
2)血中濃度
3)中毒症状
4. 薬はいつ止められか
5. 漢方薬の効果は

 

 


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