コミュニケーションの発達と指導プログラム 発達に遅れをもつ乳幼児のために ※絶版
※画像提供:日本文化科学社 |
長崎勤 小野里美帆 著
発行元 日本文化科学社
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サイズ B5判220頁
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概要
発達に遅れをもつ乳幼児のコミュニケーション・ことばの力を評価し、その発達段階に応じた指導プログラムを設定・実施することにより発達を促進する。
目次
はじめに
基礎編:コミュニケーション発達の考え方
1章 コミュニケーションからことばへ
―子どもはどのようにして気持ちを人に伝えるか―
1.要求伝達行為の発達:自己の目的のために他者を動かす行為
2.相互伝達行為の発達:他者とかかわること自体が目的の行為
3.要求伝達行為と相互伝達行為の発達の関連性:要求と相互の均衡・不均衡のくり返し
4.音声言語の理解と表出:音声で伝え合うということ
2章 ことばの発達を促す大人のかかわり
―大人はどのようにして子どもをコミュニケーションヘといざなうのか―
1.0歳前半から:フォーマットの中で子どもの気持ちになって表現する―代弁
2.0歳後半から:フォーマットの広がりとルーティンの形成
3.1歳前後から:リカストをとおした語彙や構文の広がり
3章 コミュニケーションの発達と認知
1.「ママ,あれ取って(人に依頼する)」の認知的背景:手段―目的関係の理解
2.外界に働きかけることの認知的背景:循環反応の発達
3.シンボルとしてのことばの認知的背景:物の永続性と記号的機能の獲得
実践編:乳幼児コミュニケーションアセスメント・指導プログラム(CAP)
1章 乳幼児コミュニケーションアセスメント・指導プログラム(CAP)の目的と方法
1.コミュニケーション指導の目的:「明日をみつめて」と「今,ここで」
2.プログラム実施の流れ
2章 乳幼児のコミュニケーション発達アセスメント(ASC)
1.コミュニケーション発達アセスメント(ASC:Assessment Scale of Communication)の特長
2.コミュニケーション発達アセスメント(ASC)の実施方法
《参考》A.基本100語彙チェックリスト
B.学校・施設(センター)で実施する場合
3章 乳幼児のコミュニケーション指導プログラム(TSC)
1.コミュニケーション指導プログラム(TSC:Task Sheets of Communication)の特長
2.コミュニケーション指導プログラム(TSC)の実施方法
《参考》学校・施設(センター)で実施する場合
4章 指導の実際と経過
1.事例について
2.指導プログラムの実施経過
3.コメント
発達アセスメント編:乳幼児のコミュニケーション発達アセスメント(ASC)
《付表》基本100語彙チェックリスト
指導プログラム編:乳幼児のコミュニケーション指導プログラム(TSC)
基底的伝達構造
1)要求伝達系
2)相互伝達系
記号的伝達構造
3)音声言語理解
4)音声言語表出
《付表》1. コミュニケーション指導プログラム(TSC)記録用紙
2. 〈家庭での様子〉記録用紙
3. 2歳(精神年齢)までの主な認知発達課題
関連カテゴリ 言語障害