SRS-2 対人応答性尺度
≪2017年12月20日発売≫ | |
画像提供:日本文化科学社
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検査名 SRS-2対人応答検査 (エスアールエス・ツー)
John N. Constantino、Christian P. Gruber
原版出版社 WPS
日本版作成 神尾 陽子
適用年齢 2歳半~18歳
実施時間 15分~20分 |
特徴
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序文・はじめに
本書は,2005年に米国で出版された対人応答性尺度(Social Responsiveness Scale; SRS)初版の改訂版として2013年に出版された対人応答性尺度第二版(Social Responsiveness Scale, Second Edition; SRS-2)のマニュアルの日本語訳に相当するPart Ⅰ, Part Ⅱと,日本版SRSについてのPart Ⅲの3部から成っています。Part IIには,2005年当時未出版だった日本版SRS児童版のエビデンスが紹介されていますが,この数年間で新たに発表されたSRS幼児版,成人版についてのエビデンスも含めて日本版に関する研究成果を一括して紹介する目的で,Part Ⅲが加筆されました。
日本語訳の作成に着手したのが2007年なので,本検査の出版までに10年を要したことになります。この間,SRS尺度は研究目的に限って出版社からの許諾を得てはじめて使用できるという状況でしたので,臨床現場や教育現場での使用を検討されていた方々には大変お待たせしてしまいました。このたび,幼児版,児童版,そして成人版のすべての日本版SRS(SRS-2)について,最新のエビデンスとともに発表のはこびとなったことに,ほっとしているというのが正直な気持ちです。と同時に,今のタイミングで出版できることは幸運だったとも思います。そのくらいこの10年間での自閉スペクトラム症(ASD)を主とする発達障害の研究は進歩し,当然のことですが,アセスメントに対する考え方やアプローチも変化してきたからです。つまり,ASDやその他の発達障害は,一般の集団においても重度の人から軽度の人まで症状程度は幅広く連続的に分布すること,そして診断あり/なしを分かつ境界,すなわち今日の診断の閾値,は恣意的に設定されているにすぎないことが示されました(Kamio et al.,2013; Tanguay& Lohr, 2016)。そうしたなかで,症状の重症度,すなわち支援ニーズをアセスメントするには,診断の有無だけでは十分ではなく,SRS-2のような量的尺度の意義がますます注目されるようになってきました。
神尾 陽子 (マニュアルまえがきより抜粋) |
価格
マニュアル |
商品コード 001-730 税込価格 12,100円 |
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幼児版検査用紙セット(2歳半~4歳半) |
商品コード 001-731 税込価格 13,200円 |
20名分 |
児童版検査用紙セット(4歳~18歳) |
商品コード 001-732 税込価格 13,200円 |
20名分 小・中学生のみT得点利用可 |
サンプルセット |
商品コード 001-733 税込価格 18,700円 |
■セット内容■ 幼児版用紙、児童版用紙 各5部 |
*成人版(19歳~)の内容と信頼性・妥当性に関する研究成果がマニュアルに掲載されています。標準化は現在、実施中です。成人版の研究目的での利用につきましては弊社までお問合せください。お問合せに関してはこちらをご確認ください。 |
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