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個別の指導計画作成ハンドブック 第2版 ※絶版

 

※画像提供:日本文化科学社

発行元

日本文化科学社

 

価格(税込)

1,512円

 

商品コード

001-5070

 

サイズ

B5判117頁

 

概要

 

文科省の科学研究費の助成を得て行われた「学習障害児等の個別の指導計画作成支援マニュアルの開発に関する研究」を土台に、学習につまずきを示す子どもたちのための「個別の指導計画」の立て方を、分かりやすく、具体的に解説・提案します。すぐに使えるチェックリスト、指導計画書式を多数、資料として収録しています。小改訂により、平成23年度完全実施の新小学校学習指導要領に対応しました。

 

目次

 

はじめに
この本の趣旨と構成

第I章 個別の指導計画とは?
  個別の指導計画とは
個別の指導計画作成までの流れ
個別の指導計画を立てることのメリットとは?

 

第II章 子どもを知るところからスタート――実態把握(アセスメント)――
  実態把握(アセスメント)でのポイント
このプロセスでとらえること――「えがお君の場合」――
なぜアセスメントが必要なのか
子どものつまずきを把握するツール
子どものつまずきの要因を探る

 

第III章 指導・支援がめざす方向は?――目標の設定――
  目標の設定でのポイント
このプロセスでとらえること――「えがお君の場合」――
いろいろなレベルの目標
目標として取り上げる領域
長期目標の設定の仕方
目標を考えていく上で大切なこと――前編
Quiz―もんだい―

 

第IV章 具体的な指導・支援のマップを描こう――指導計画の作成――
  指導計画の作成でのポイント
このプロセスでとらえること――「えがお君の場合」――
具体的(明瞭)かつ観察・評価可能な目標とは?
短期目標の設定の仕方
長期目標と短期目標の関係(二つのタイプ)
短期目標の中に含む条件とは?
目標達成の基準
どのような手だてを用意したらよいか?
子どもの得意な学習スタイルを指導に活かす
心理アセスメントの結果を指導に活かす
個別の指導計画の具体例――「えがお君を例に」――
目標を考えていく上で大切なこと――後編
Quiz―もんだい―

 

第V章 個別の指導計画をもとに本番開始――指導の展開――
  指導の展開でのポイント
このプロセスでとらえること――「えがお君の場合」――
LD等の子どもには、すべてにおいて、特別な指導をしなくてはならないのか?
指導の際の一般的な配慮
日々の記録の取り方

 

第VI章 次につながる評価を!――総合評価――
  総合評価でのポイント
このプロセスでとらえること――「えがお君の場合」――
評価の記述の仕方
数値化するのが難しい課題をどう評価するか
指導内容や方法の評価が実はとても大切
ゴールは次のスタートラインにつながる

 

さいごに
研究をすすめるにあたり参考にした文献

資料
1 個別の指導計画作成に関するセルフチェックリスト
2 学習領域スキル別つまずきチェックリスト
3 学力のつまずき要因
4 個別の指導計画書式
1. 長期目標と短期目標を対応させるタイプ
2. 教科で立てるタイプ――小学校用
3. 教科で立てるタイプ――中学校用
5 その他の書式
1. 日々の記録用紙
2. 作文の評価用紙

コラム1 LDとは
コラム2 子どもの状態像を内側から探る――心理アセスメント――
コラム3 一人の子どもについて複数の人と話すことの重要さ
コラム4 研究通信
――個別の指導計画を立てる際、意識が向きにくい項目とは?
コラム5 研究通信――通常の学級での特別な配慮とは
コラム6 先生だって……指導のバリエーションを増やそう
コラム7 研究通信――個別の指導計画がもたらすメリットは

 

この本の趣旨

 

この本では、「個別の指導計画ってどんなもの?」「どうやって作ればいいの?」「作っているが、今のやり方でいいの?」などの疑問に対して、少しでもお答えできればと思っています。
さらには、次のような特徴があります。

 

○通常の学級をはじめ、様々な場で、学習面につまずきのあるLD等の子どもとかかわっていらっしゃる先生方と行った研究をもとに書かれています。
 研究を通して、個別の指導計画を作成することによる効果や、作成にあたっての課題が徐々に明らかになってきました。この本では、多くの先生方が、作成に際して難しかった内容について、特に詳しく述べています。

 

○LD等の学習につまずきのある子どもと個別の指導計画との関係を重視しています。
 通常の学級の中で、特別な支援を必要とする子どもたちの中にLD等の子どもがいます。しかし残念ながら、「LDのある子どもたちには、こういう指導が効果的!」という端的かつ明確な内容を断言することはできません。なぜなら、LDと言っても十人十色、子どもによって様々であり、10人いれば、10通りの指導法が存在するからです。したがって、その子どもにあった指導・支援を行うためには、その子どものことを知り、得られた情報からどのような指導・支援の方向につなげていくかを考えることが不可欠になります。これがまさに、個別の指導計画を作成していくプロセスであり、LD等の子どもたちにとって、大きな支援の一つになると思われました。

 

○学習面に焦点を当てています。
 行動や社会性などの面でつまずきがある場合、周囲への影響も大きいことから、比較的対応も速やかで、個別の指導計画が作成されることもしばしばです。一方、行動面に顕著なつまずきがみられず、学習面でのみつまずいている場合、その子どもに対する支援の優先度、緊急性は低くなりがちです。しかし、学校で学習に充てる時間の多さ、子どもにとって学習は基本的な営みであることから考えても、学習のつまずきを軽視することはできません。そこで、本書では特に学習面に焦点を当てた個別の指導計画の作成について取り上げたいと思います。

 

○これから個別の指導計画を作成してみようと思う先生方、すでに作成されている先生方ともに対象としています。
 個別の指導計画を作成するのは、決して簡単なことではありません。従来は、経験を積んでいく中で、その力を養っていくようなところがありました。しかし、この本では作成のポイントを具体的に示すことで、これから作成してみようと思う先生方にも、効果的な個別の指導計画が着実に作成できることをめざしています。同時に、すでに作成されている先生方にも、新たな視点を提案できるよう努めました。

 

○すべての子どもたちの指導・支援に通じると考えます。
 主にLDのある子どもを想定し個別の指導計画について話を進めていきますが、これは決してLDに限ったことではなく、すべての子どもに通じる指導・支援と考えます。
 


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